箱根駅伝に初めて外国人ランナーランナーとして出場したのが、第65回箱根駅伝(1989年)山梨学院大学のメンバーとしてエントリーされた、ケニア出身のジョセフ・オツオリ選手とケネディ・イセナ選手でした。2区を任されたジョセフ・オツオリ選手はかなりのハイペースで飛ばし、エースが集まる花の2区と呼ばれる区間でなんと7人抜きを達成しました!そこから、何人もの選手を一気に抜く、「ごぼう抜き」というのも箱根駅伝の見所の一つですよね?毎年、誰が何人抜くか楽しみです。これから始まる第96回箱根駅伝2020年の参考にしてくださいね!
目次
箱根駅伝外国人歴代ランナーは?
箱根駅伝で過去に活躍した外国人ランナーの大学名や実績になります。
ジョセフ・オツオリ(ケニア)
ジョセフ オツオリ
山梨学院大学 留学生第一号の選手であり 留学生の先駆者である 礼儀や練習に対する取り組みなどが素晴らしく 皆から尊敬されていた 箱根駅伝では4年間2区を走り3回区間賞を獲得した pic.twitter.com/9ITZXJuYsj— 箱根駅伝で活躍した選手名鑑 (@rikujou92) 2014年3月2日
山梨学院大学・1988年4月~1992年3月在籍
第65回箱根駅伝(1989年)
2区・7人抜き 区間賞
第66回箱根駅伝(1990年)
2区・区間賞
第67回箱根駅伝(1991年)
2区・区間賞
第68回箱根駅伝(1992年)
2区・区間2位
ジョセフ・オツオリさんは大学卒業後も実業団で兼任コーチを務めるなど日本で活躍していました。2006年8月30日、ケニアに一時帰国した際、交通事故により37歳の若さで亡くなられたということです。
ステファン・マヤカ(真也加ステファン・ケニア)
山梨学院大学・1992年4月~1996年3月在籍
第69回箱根駅伝(1993年)
2区・区間賞
第70回箱根駅伝(1994年)
2区・区間賞、チームの優勝に貢献
第71回箱根駅伝(1995年)
2区・区間2位、チーム2連覇に貢献
第72回箱根駅伝(1996年)
2区・区間3位
ステファン・マヤカさんは2019年現在、真也加ステファンという名前で桜美林大学の駅伝監督を務めています。
メクボ・ジョブ・モグス(ケニア)
メクボ・ジョブ・モグス
ケニア人留学生であり山梨学院の絶対的エースだった 箱根駅伝では3年生、4年生で2年連続で2区の区間記録を
更新するほどの強さを持っている 現在区間記録
留学生のなかでも歴代で一番最強と言ってもいい pic.twitter.com/Bk8o92KJ2J— 箱根駅伝で活躍した選手名鑑 (@rikujou92) 2014年2月28日
山梨学院大学・2005年4月~2009年3月在籍
第82回箱根駅伝(2006年)
2区・区間賞
第83回箱根駅伝(2007年)
2区・区間6位
第84回箱根駅伝(2008年)
2区・区間賞
第85回箱根駅伝(2009年)
2区・区間賞
ギタウ・ダニエル(ケニア)
ギダウ・ダニエル
日本大学
ケニア人留学生でそして日本大学のエース
1年生で3区、2年生から3年間二区を走った 3年生の時2区で22位で受けた襷を2位まで押し上げる20人抜きを達成 現在でも20人抜きは更新されてないほどの大記録だ! pic.twitter.com/g1Ii2qQ0ZY— 箱根駅伝で活躍した選手名鑑 (@rikujou92) 2014年2月26日
日本大学・2006年4月~2010年3月在籍
第83回箱根駅伝(2007年)
3区・区間2位
第84回箱根駅伝(2008年)
2区・15人抜き、区間2位
第85回箱根駅伝(2009年)
2区・20人抜き、区間2位
第86回箱根駅伝(2010年)
2区・11人抜き、区間賞
ワークナー・デレセ(エチオピア)
#上尾ハーフ 3位は #拓大 #ワークナーデレセ。記録は1時間1分50秒でした。#駅伝 #大学スポーツ #拓殖大学 pic.twitter.com/B09yyLuesr
— 4years. (@4years_media) 2018年11月18日
拓殖大学 2015年4月~2019年3月在籍
第93回箱根駅伝(2017年)
2区・10人抜き
第94回箱根駅伝(2018年)
2区・8人抜き
パトリック・マゼンゲ・ワンブィ(ケニア)
2019.01.02 第95回 #箱根駅伝 2区
パトリック・ #ワンブィ(#日本大学)#塩尻和也(#順天堂大学)
華の2区にふさわしい、区間最速と、日本人最速。
#hakoneekiden #駅伝 #大学駅伝 #その1秒をけずりだせ #厚さは速さだ #読売新聞 #日テレ #日本テレビ #陸上 #日大 #順大 #sportsphotography pic.twitter.com/W0CuYeqpJC— 町田 悠至 / Yushi Machida (@yushi_machida) 2019年1月2日
日本大学 2015年4月~2019年3月在籍
第93回箱根駅伝(2017年)
2区・7位
東京オリンピックに出て金メダルを取る!という夢をかなえるために日本に来たんだそうです。大学在学中は、関東インカレ5000mと10000mで3年連続二冠を達成しているので、これからまだ、楽しみな選手の一人だと思います!
ドミニク・ニャイロ(ケニア)
2区
1位1’07.15
ドミニク #ニャイロ
(#山梨学院大学 )
青学の森田選手と共に区間1位??
上田監督が丁寧にルート案内
してたけど全部日本語…
どのくらい日本語を習得してるか
興味が…笑 pic.twitter.com/RwfbqZkXlf— おぐ (@eoskissx7_kazu) 2018年1月2日
山梨学院大学・2015年4月~2019年3月在籍
第92回箱根駅伝(2016年)
2区・2位
第94回箱根駅伝(2018年)
2区・区間賞
過去3年間2区を担当していましたが、レース直前に右足を負傷してしまいました。4年連続の出走する事ができませんでした。現在は、NTT西日本に所属、実業団チームの10000kmの選手として活動中です。
箱根駅伝外国人ランナールールや制限はある?
それでは、箱根駅伝の外国人ランナーに関するルールや制限について調べてみました。第65回箱根駅伝(1989年)の山梨学院が起用した外国人ランナーの活躍などもあり、他の大学でも外国人ランナーを起用することが増えてきました。箱根駅伝に出場する選手が外国人留学生ばかりになるのでは?という事から、関東学生陸上競技連盟は2006年に次のような外国人ランナーに関するルールを設けました。
関東学生陸上競技連盟の規約
第 56 条 東京箱根間往復大学駅伝競走の参加校は、原則 21 チームとする。
2. 本競走(予選会を含む)への出場は、それぞれ通算 4 回までとする。同一年度の予選会、本競走両方への出場は 1 回とみなす。ただし、別個加盟の大学院の競技者は、大学における出場回数に関係なく、新たに 4 回の出場資格を得るものとする。
3. 外国人留学生選手の出場に関する規定
1)外国人留学生の起用は、各チームとも予選会、本戦においてエントリーは2名まで、出場は1名までとする。
2)実施数年後に、状況の変化などにより、この規定の見直しを行う場合がある。
(注)ここで言う「外国人留学生選手」とは、留学ビザで入国資格を得ている本連盟加盟校所属の登録競技者を示している。日本に永住、あるいは定住が認められている外国人は対象外であり、何らこの規定から規制を受けるものではない。
「関東学生陸上競技連盟 規約(PDF)」はこちらから確認できます。
関東学生陸上競技連盟 規約(http://www.kgrr.org/about_iuauk/kiyaku.pdf)
関東学生陸上競技連盟の規約をまとめてみると
外国人留学生ランナーのエントリーは2名
本戦に出場できるのは1名
外国人ランナーについては、最初にエントリーされる16名のうち2名、本戦に出場する10名のうち1名起用できる。
外国人留学生を起用する区間の規定はないので、1区から10区のどこを走っても良いということになりますね。
2020年注目外国人ランナーは?
2019年10月26日(日)に行われた箱根駅伝予選会では、ハーフマラソン(20.0975km)の各校上位10名の合計タイムを算出して予選通過校が決定します。そのタイム結果を参考に紹介したいと思います!
ライモイ・ヴィンセント(ケニア)
#箱根駅伝 #2区 #国士舘大学 #ライモイ・ヴィンセント pic.twitter.com/Hes4tkzhkn
— oka-yang (@okayang0) 2019年1月2日
国士舘大学 2年生 箱根駅伝予選会2位
イェゴン・ヴィンセント(ケニア)
【天皇賜盃第88回日本学生陸上競技対校選手権大会】3日目
男子5000m決勝
イェゴン ヴィンセント(1) 13'35"75 優勝
ジョン ルカ ムセンビ(1)13'59"10 6着#ばちこり東国 #紺青奮迅 pic.twitter.com/LB156WAkxC
— 東京国際大学駅伝部 (@TIUekiden) 2019年9月14日
東京国際大学 1年生 箱根駅伝予選会3位
チャールズ・ドゥング(ケニア)
#箱根駅伝予選会
日大 チャールズドゥング選手 pic.twitter.com/g3mgmaJPQA— Tomy (@Vllltomlll) 2019年10月26日
日本大学 1年生 箱根駅伝予選会4位
調べてみると、外国人ランナーがまだ、1年生と2年生なので数年間楽しみが1つ増えました。又、何人もの「ごぼう抜き」が見られるかもしれないですね!留学生として、言葉の壁や生活環境の違いなど乗り越えて活躍するのを楽しみにしています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。