2021年のお彼岸はいつ?なぜお彼岸におはぎを食べるようになったのか由来とその理由は?おはぎはいつ食べる?

2021年のお彼岸はいつなのか?毎年の会話の中で「今年のお彼岸はいつ?」と聞かれると、すぐに答えられず、いつなのか答えに困っていませんか?私も今までよく分からなかったのでお彼岸について調べてみました。お彼岸のお供えものには必ずおはぎがセットだけど、どうしておはぎをお供えしているのか?いつ食べるのか?毎日おはぎをお供えしないといけないのか、疑問を持ち始めるとキリがありません。おはぎとぼたもちと聞いた事はあるけれど違いがわからない方もいると思います。実際に私も聞かれたのですがまったく答えられず恥ずかしい思いをしました。ここでは、お彼岸はいつなのか、おはぎとぼたもちの由来や違いについてまとめました。由来などを知って大切なご先祖様に、感謝の気落ちを沢山込めて、お彼岸を過ごしたいですね。



目次

2021年のお彼岸はいつ?

春のお彼岸は3月、秋のお彼岸は9月とそこまでは把握しているけど、何日からなのか聞かれると答える事ができる方も少ないのではないでしょうか?日本では、春分の日は3月20~21日頃、秋分の日は9月22~24日頃となります。正確には官報によって発表されますので年に二回「春分の日」と「秋分の日」を中心にして、前後三日間ずつの合わせて7日間がお彼岸となります。春分の日と秋分の日は、お彼岸の「中日」(ちゅうにち)といいます。初日を「彼岸の入り」、終日を「彼岸の明け」といいます。カレンダーに表示されている物もあるのでお墓参りの予定がある方はありがたいですよね。私も調べるまで理解していませんでした。

2021年のお彼岸日程

<秋のお彼岸>9月20日(月)~9月26日(日)

彼岸入り 9月20日(月)
中日(秋分の日) 9月23日(木)
彼岸明け 9月26(日)

お彼岸の由来

お彼岸の由来はかなり古くから伝えられています。最古の記録と思われるものは、日本後紀に「延暦25(806)年、早良親王(※謀反の疑いで死去)のために、春分・秋分を中心とした7日間、お経を転読させた」という記述になります。平安時代には、春分・秋分の日が宗教的意識としてこの法要は恒例となり、朝廷の年中行事になりました。あと日本には、太陽信仰や先祖崇拝という素朴な信仰がありました。太陽が真東から上り真西に沈む日を、特別な日だと感じていたのでしょう。「春分の日」から昼より夜の時間帯が短くなり始め、「秋分の日」から昼より夜の時間帯が長くなり始めます。そんな日本独自の風習に、太陽が真西に沈むことから「はるか西方にある浄土に通じる」という仏教的な教えが加わり、ご先祖様を供養し、お墓参りをするという習慣が今でも受け継がれています。ちなみに「彼岸」という呼び名はサンスクリット語の「パーラミター」を漢語に意訳したもので、仏教でいう悟りの世界のこと。私たちが普段生きている世界が「此岸(しがん)」です。なんと春分・秋分の日にお墓参りをする習慣があるのは日本だけなのです。他の仏教国にはこういう習慣はないとはビックリですね。

お彼岸になぜおはぎを食べるようになったのか由来と理由は?

ここでは、なぜお彼岸におはぎを食べるようになったのか由来と理由について紹介します。

お彼岸になぜおはぎを食べるようになったのか由来

江戸時代、小豆は漢方薬として中国から日本に入ってきました。健康食品として様々な食べ方をしていました。秋のお彼岸の時期に収穫された小豆を使うことができるのでおはぎが作られるようになりました。江戸時代は超高級品なのが砂糖です。昔は、普段口にする事のできる甘い食べ物として、「さつまいも」、「はちみつ」、「干し柿」、「水飴」や「木の実」、ぐらいしかありませんでした。なのでその高級品の砂糖は普段口にする事ができませんでした。その砂糖を使って、大切な日や大きな節目には大切な人にふるまう時の食べ物になりました。

お彼岸になぜおはぎを食べるようになったのか理由

小豆の赤い色には魔よけの効果があると考えられていました。そしてお餅も、特別な力を持つ食事としてハレの日に縁起の良いものとして用意されてきました。そんなおはぎは邪気を払う食べ物としてご先祖様への供養としてお供えされてきました。

おはぎはいつ食べる?

おはぎはお供えしていつ食べるのか?おはぎとぼたもちの違いについてまとめました。少し余談ですが、お墓参りの時間帯やお供えにあると重宝する物もまとめてみました。

おはぎはいつ食べる?

おはぎは、お彼岸の7日間、毎日供える必要はありません。ちょうど「春分の日」や「秋分の日」にあたる中日にお供えして、その日にお下がりをいただくのが正式と言われています。あと、お墓参りに行く時間帯ですが、午後よりも午前中の方が良いとされています。これはお墓参りを最優先して、ご先祖様を大切にするという考えからきているもののようです。
今は昔と違いお墓参りをしたら、おはぎをお供えしてそのままにしないようにしましょう!、カラスや野生の動物が食い散らかす可能性があるため、お墓参りが終わったら持ち帰り、お下がりをいただくようにしましょう。ぼたもちやおはぎ以外の、お彼岸のお供え物には、おはぎ以外にも、故人が好きだった和菓子や焼き菓子、洋菓子などもおすすめですね。家族や親せきが集まることもあると思いますが、お茶と一緒に楽しめるようなお菓子はとても重宝します。また、缶ジュースや缶ビール、缶詰、そうめんなども日持ちするため、便利です。

おはぎとぼたもちの違い

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おはぎ 粒あん 秋のお彼岸
ぼたもち こしあん 春のお彼岸

ほとんど同じ食べ物なのですが、おはぎは粒あんが使われて、ぼたもちはこしあんが使われています。使われているあんこですが、秋のお彼岸には、収穫されたばかりの小豆を使うことができるので粒あん、春のお彼岸には冬を越して少し硬くなってしまった皮を取り除いたこしあんが使われたので、あんこの違いになります。今では、品種改良も進みいつでも小豆が手に入るようになりました。スーパーなどでは、特に区別はなくなりおはぎとして売られていると思います。地域によっては、様々だと思いますがお団子をお供えする地域もあります。団子だけではなく母の実家では、団子の中にあんこが入っています。ほとんど大福なのですが形は丸く丸められ少し大きな団子だったのを覚えています。呼び名についても地域によっては色々あると思います。あと、おはぎとぼたもちを漢字にするとおはぎは「お萩」、ぼたもちは「牡丹餅」になります。共通しているのが季節の花の名前になります。秋に咲く萩と春に咲く牡丹と花の名前からつけられています。

今回、お彼岸について色々調べてみると改めて、「春分の日」と「秋分の日」は昼と夜の長さが同じで秋は、これからだんだんと夜が長くなっていくんだなと気付かされたり(私は、すっかり忘れていました)、おはぎとぼたもちは昔はとても高級品だったり、邪気を払う食べ物としてご先祖様への供養として、大切な人にふるまうためにお供えされていたりと、沢山の事を私も知ることができました。お盆は、ご先祖様があの世から家に帰って来る日で、お彼岸は、ご先祖様がいるあの世と私たちのこの世がもっとも近い日になるということになりますね。なんと言っても気持ちが一番大切だと思います。そして私も意味を理解して、ご先祖様におはぎをお供えしてお彼岸を過ごしたいと思いました。

最後まで読んで頂きありがとうございました。